7月26日、さくら組(年長)による「冒険の日」がありました。午後1時に登園して夜6時半まで幼稚園で過ごす、さくら組(年長)だけの特別な夏の一日です。多くの冒険(活動)を楽しみましたよ。
最初にみんなで記念写真を撮ったり、礼拝では神さまにお祈りしました。
それから水遊び。思いきり水に触れて遊びます。沢山の先生やお空に水をかけちゃえー!
先生たちがお店屋さんになってヨーヨー釣りも始まりました。すぐに壊れないようなシャボン玉作りを研究する子どももいます。
今度はぼくたちがお店屋さんをする番だ。この日に備えて準備・制作してきた「魚釣り屋さん」の開店です。
1学期の間、子どもたちの家庭から玉ねぎの皮を持ち寄っていただき沢山の皮が集まりました。今日はこれで草木染めを楽しみ、ハンカチを作ります。真っ白いハンカチがどんな色に変身するだろう?
大きな鍋に玉ねぎの皮と水をたっぷり入れました。沸騰させないよう先生たちがじっくり30分煮ます。あっという間にお湯が飴色に!この間に子どもたちは、ハンカチに輪ゴムで模様を付けました。「模様を付けないでこのまま染めたい」と言う子どももいました。それから今日お休みの先生たちや運転手さんのハンカチも作ろう。喜んでくれるかな?
ざるで濾して染液ができたらこの中にハンカチを入れていきます。
次にミョウバンと言う魔法の粉をお湯で溶かして鍋に入れると・・・深い飴色の染液はどれもきれいな山吹色に変化しました。ミョウバン液から取り出して流水で洗って干せば、世界に一枚の自分だけのハンカチが出来上がりました。身近な自然の恵みをいただいて日々の暮らしにそれを使えることを知りました。昔の人たちはこんなふうにして手間暇をかけて自らの手で生活用品を作ってきたのですね。これから手を拭いたり汗や涙を拭いたりして、毎日ハンカチを使っていこうね。
さあ、夕方が近づいてきました。夕飯にカレーライスを食べましょう。メニューは「のぼるカレー」とフルーツゼリーです。友だちと一緒に食べる夕飯の、なんとおいしいことでしょう。
お家の方がお迎えに来られました。最後の冒険はさくら組の子どもたちによる劇遊び「さるかにかっせん」です。お家の方にはサプライズで練習したり準備を重ねてきました。柿の木、柿や種、おにぎり、さるどん・くりどんのお面、かにどん・子がにのはさみ、薬、はちどんの羽根や針、うすどんの臼、ナレーターの椅子用シート、囲炉裏や戸口などは子どもたちが劇遊びに必要な道具を考え、全て手作りしたものです。みんなそれぞれ名演技で力を合わせてさるどんをやっつけました。お家の方からも拍手喝采、喜んで頂けて子どもたちも満足感と達成感にあふれました。
一日の最後に、お家の方と園庭で打ち上げ花火を観ました。神さま、さくら組全員が出席してたくさんの冒険を楽しむことができました。友だちや色々な先生たちとも交わり特別な一日を過ごすことができて、ありがとうございます。