朝夕、秋らしい涼しい風が吹き出しました。
そんなある日のたんぽぽ(預かり保育)で、
「カブトムシの卵、そろそろ生まれているかなあ・・・」と
先生が小声でつぶやくと、
「見たーい!!!」という子どもたちの声。
それからはもう、かぶとむしのことで頭がいっぱい。
早く中が見たくて、わくわくが止まりません。
早速、かぶとむしが暮らしていた、大きなケースをひっくり返してみます。
すると・・・
じゃーん!小さな幼虫や卵がたくさんいました!
すごいすごい!と言いながら、夢中で探す子どもたち。
「カブトムシの幼虫って、こんなんなんだね~!」と初めて見る幼虫に
心を奪われた年少のKくん。
そうそう、カブトムシって大きいけれど、生まれたての幼虫は、
こんなにも小さいのです。
手でつぶしてしまわないように、そーっとそーっと慎重に、丁寧に探します。
見つけたら、そっと手のひらにのせて、新しい土の中に優しくいれてあげてね。
小さな命の誕生を、心から喜ぶ子どもたちでした。
そして、優しく暖かく、そっとその命を包み込むのでした。
さあ、これからみんなとお世話をするのが楽しみだなあ。