子どもたちが進級した4月。
戸外遊びの時、Sちゃんが ふと 足を止めて
地面を見つめていました。
「うわぁ~・・・・・・・・」
そう つぶやいて
じっと見入っています。
Sちゃんが見つめていたもの・・・・
それは・・・風に吹かれて静かに 散っている 桜の花びらでした。
これが上から降ってきていることに気づいたSちゃん。
Sちゃんは 近くにいた教師にも気づき
花びらを指さして、「いいものみつけたの!」というように にっこりと笑いました。
「あっ(見つけた)!!」
空を見上げて見つけた桜の木
Sちゃんは とっても嬉しそう♪
その様子を ひとつ年上の年長さんが「?」と見つめていましたが、
Sちゃんの見つけた宝物に気づいて、「あぁ!」とSちゃんとにっこり笑いあって 走り去っていきました。
ことばはなくても わかり合っている なんだか素敵な場面に遭遇し、嬉しくなってしまいました。
次の日からSちゃんは、朝、園バスを降りると、園庭の真ん中で立ち止まり、じっくりと桜の木の様子を見つめてから、保育室へ来るようになりました。
Sちゃんはきっと 桜の花 風 光 沢山のものに気づき、美しさをあじわっていたのでしょうね!
これから 子どもたちがどんな素敵なことを見つけ、何を感じて過ごしていくのか、それをいっしょにあじわっていけることが楽しみです。
早く、みんなと遊べる日が来るといいな・・・先生たちは毎日、そう祈ってすごしています。