今年度も深坂の森の「体験の風をおこそうプロジェクト」で、年長クラスが、川遊びに行ってきました。当日は蒸し暑く、絶好の森日和でした。
森に一歩・・・
ひ~んやり
森に二歩・・・
ひんやりひんやり
気持ちい~♪
一歩踏み入れるたびに、セミの歌声、鳥のさえずり・・・
木々の間から漏れてくる木漏れ日の輝き、森だけが持つ香り・・・
そして、聞こえてきました。
川のせせらぎ・・・
わくわく♪
わくわく わくわく♪
深坂の森のスタッフ、
もっちと、なっち♪
川での過ごし方、お約束、川の生き物のこと・・・
いろいろお話してくださいました。
そして、川へGo!!
ざぶざぶ入り、あっという間にびっしょり!!の子や、ゆっくりと用心しながら入っていく子、川の周りの山や空の美しさにみとれている子、
足元の紫色の花に気付き、そっと撫でている子、
木漏れ日に光るクモの巣をうっとり見つめている子、
川の岩に腰掛け、大好きな友だちと向かい合って談笑している子、
もう夢中で、一心に水面に集中し、魚やカニをみつけている子
その傍らで友だちが捕まえてきた川で暮らす命に目を凝らしている子
いろいろな形や大きさの石を夢中で集めている子、
「せんせい、みて!!きれい」の声に見上げると・・・
この背中には話しかけられない・・・
子どもたちは、森の中で、自分の関わりたい場所や物を自分で選び、自分なりの楽しみ方をしていました。
9月の森は、真夏の色から、熟成された緑色への変化し、秋が訪れている事を伝えてくれていました。
もっちやなっちとは、あっという間に打ち解け、「ねえ、もっち~」など、昔からの友だちのように自分の感動や思いを伝えていました。自然は、心まで近くしてくれるのですね。
命への畏敬の念、美しさへの感動、おもしろさ・・・
あっという間の一時間でした。
そして、もう一つお待ちかねは、大好きなお母さんが作って下さった、お弁当の時間です。
森の中にシートを敷き、皆でまるくなって愛情がてんこ盛りのお弁当に舌鼓を打ちました。
食膳のお祈りの前に、みんなで、しーんとしてみました。
すると、
魔法のように、森の声が浮き上がってきます。
後ろで聞こえていた、
川のせせらぎ、木々のざわめき、力強いミンミンゼミの声や、小鳥のさえずりが私たちを、ふわっと包み込みました。
森に抱かれている・・・
そんな感覚を感じながらお祈りをして、お弁当箱の中の、山や、川や、海や畑などの命に感謝して頂いたお弁当は、格別でした。
神さまが創られた自然に感謝し、楽しく過ごした時間でした。
深坂の森の皆様、もっち、なっち、ありがとうございました。