梅光ようちえんでは、お部屋遊びの時間はどこのクラスにでも遊びにいけます。
4月に初めて集団生活を経験し、どきどきだった年少の子どもたちも、少しずつ、園生活にも慣れ、自信もつき、興味も立ち上がり、いろいろ冒険したくなってきました。
始めは担任の先生と手をつないできていたSくん。
今日は、はるばる年少のクラスから一人であそびに来てくれました。
小さな足でそのドキドキの気持ちを抱えて、さぞかし遠かったでしょう。
目を合わすことも恥ずかしくって、話しかけるとうつむいていた、そんな4月が懐かしいです。
1人で訪れた年長の部屋にずんずん入ってくると、大きいお兄ちゃんたちが遊んでいるテーブルをじっと遠目で観ていました。じっと・・・
その表情からは、気持ちがその中に入り遊んでいることが伺えました。
がんばれ!!どうするの?
そう思ってみていると、
少しずつ前へ、前へと進む姿が。そして最後は、一気に踏み出し、
「いっしょにあそぼう!」
やった!! 大きい声で言えました。しっかり声が届きましたね。
お兄ちゃんたちは、すぐに「いいよ」「ほら」と、自分たちが遊んでいたおもちゃを差し出します。
嬉しそうなSくん。
仲間に入るって簡単ではないんです。
勇気と、タイミングと・・・ 葛藤と・・・
そんな心のいろいろを乗り越えて
「いっしょにあそぼう!!」って言葉になるんですね。
よかったね。
「おっ!!これスゲー」
なんて、お兄ちゃんたちに交じってなんだか、ことばもワイルドになっていくのでした。
優しく受け入れてくれる、年長のこどもたち。
もしかすると、あの時の、あの気持ちを思い出したのでしょうか・・・
様々な こころの経験の中で、育ちあっていく子どもたちが今日も、温かく輝きます。