記録的な猛暑日が終わりました。朝夕めっきり涼しくなり過ごしやすくなりましたね。9月は、秋の訪れを感じる季節であります。しかし夏休みの後は、体調を崩しやすい時期でもあります。しっかり食べて、しっかり休んで、毎日元気に過ごせるといいですね。園のこれからは運動会への取り組みへと移行していきます。個々のペースに合わせて、楽しく活動できるようにすすめていければと思っています。
さて、9月の聖話はザアカイの話です。イエスさまとの出会いによって人生が全く変えられたザアカイはイエスさまの救いを伝える弟子として豊かに用いられた人でした。しかし、イエスさまに出会う前のザアカイは、当時の人々に嫌われていた徴税人の頭でした。「どうしてこんな人が神さまから用いられるのか」。そのように皆が首を横に振るうような人でした。イエスさまとザアカイの出会いはザアカイの必死の努力が実を結んだものではありません。それはイエスさまが「上を見上げる」ことによって起こったと聖書は記しています。私たち人間は、どんなに人一倍の努力をしたとしても、それによって私たちが神さまの関心を自分に引きつけて、その救いを得ることはできる訳ではありません。むしろ私たちの方にイエスさまが目を向けてくださったからこそ、私たちと神さまとの関係が回復され、救いを受けることができるのです。ザアカイのように、私たちもまたこのイエスさまに出会い、信じる者とされ、また神さまの働きに用いられるために、この園に召されていることをこのザアカイの物語を通して改めて確認したいと思います。
園長 李 光赫(イ・グァンヒョク)