~子どもたちは空の鳥よりもはるかに優れています~

時間が経つのは早いですね…。さわやかな初夏の風がここちよい季節となりました。子どもたちは園のリズムにも慣れ、賛美に合わせて体を揺らしたり、好きなおもちゃを出したりして楽しく遊んでいます。しかし、6月は雨の多い時期でもあります。気温や湿度が高くなり体調を崩しやすくなります。子どもたちの体や身の周りを清潔に保つようにし、気持ちよく過ごせるよう心がけたいと思います。 適度な休息と水分補給で熱中症に気を付けながら、この暑さを楽しく乗り切りたいと思います。
さて、今月の聖句は マタイの福音書6章26節です。「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。」 
鳥が食糧を蓄えているのを見たことがないでしょう。明日の食事の心配をしないので蓄えないのです。どうするかというと毎日空を飛んで行って食べ物を見つけて生活します。彼らに服は必要ありません。神様が羽を備えてくださっています。知能は人間よりはるかに劣る鳥ですが、神様の恵みによって生かされています。 私たちにおいて選べるという事は幸せなことです。食事や服や車、仕事も選べることは幸せなことです。しかし、多すぎると選ぶのに時間がかかります。ファミリーレストランが良い例かもしれません。メニューを見て決断力がない人は悩んでしまいます。選んだあとになって「こっちがよかった、あっちがよかった」と後悔します。贅沢な悩みです。 イエス様が語られているのは、明日、食べるものがない、着る服がないという人たちの切実な心配です。皆さんの中でそのような貧しかったつらい経験がある人は幸いです。イエス様の言葉が心に響くからです。聖書の「いのちは食べ物よりたいせつなもの、からだは着物よりたいせつなものではありませんか。」という言葉に、心から同意できるでしょう。貧しくてもいのちが与えられていることは感謝です。服がなくても体は支えらます。神様が生かしてくださるのです。子どもたちは鳥よりはるかに優れていますし、神様に愛されています。これらのことを信じることが、年主題である「イエス様と共に生きる」ことの意味です。
               園長 李 光赫(イ・グァンヒョク)