砂場には良い感じの段差ができています。
ここ最近、たくさんの子どもたちが関わって、山やダムを作った後の形状らしい。その傾斜を見てみると、トンネルを掘ってみたくなりました。
「みんなでトンネル掘って、中でつなげてみない?」
男の子たちに声をかけてみました。
「いいね~!!」
すぐに4人の男の子たちが4か所でトンネルを掘りだした。
「ダンゴ虫の部屋を作ろうよ」
「小さくなれたらこのトンネルの中に入って洞窟探検みたいにできるのにね~」
子どもたちはトンネルを掘りながらいろんなことを想像しています。
いわい としおさんの「ちか100階だてのいえ」の絵本を思い出しました。主人公のクウちゃんは地下100階で行われるパーティーに誘われます。思い切って行ってみると、この家には10階ごとにいろんな生き物が生活しています。それぞれの階でいろんな生き物たちが、家族や仲間たちと楽しく生活している様子が描かれています。
子どもたちも、日常の中の楽しい経験を遊びの中で膨らませ、想像し、より遊びを深めているように感じます。
トンネルはまだつながってはいないけれど、それぞれのトンネルが、どれかとつながろうと少しずつ深くなっています。
時々休憩したり、他の遊びを挟みながらもやっぱり気になってまたトンネルを掘りに戻ってくる子どもたちの姿を見守っていきたいと思います。