いつも通りの朝だけど、いつも通りじゃない。
今日は大切なお友だちとのお別れの日・・・
今日でKくんはお引越し。
登園してきたKくんと、朝の仕度の後にクラスの前のベンチに腰掛けて、
年長さんがしていた運動会の竹馬練習を見ながらおしゃべり。
Kくんとは「仲良し三人組」のHくんです。
この後も、一日中、時間を惜しむかのように、かた時も離れずに一緒に時を過ごしていました。
いつも通りに、でも、いつもと違う心で・・・
年少の時に出会って、仲良くなって、年中になっても、いつも一緒だった3人組。
一緒に、遊んで、考えて、助け合って、けんかして、仲直りして・・・
その友だちがお引越し・・・
最後のお弁当の日、Kくんのお弁当箱の中には、「仲良し3人組み」が!
Kくんのお母さんの心づくしの愛情弁当です
おにぎりを見て、照れ屋さんたちがカメラの誘いを珍しく断らずに撮らせてくれました。
やっぱり、今日はいつも通りではないね。
クラスのお母さんたちが、あたたかいお別れ会を開いてくださいました。その時に、2人からのメッセージが準備されていたようですが、いざ本番になると、照れて、ふざけて、まったくメッセージは言いませんでした。
でも、その3人の目にたまった涙に先生たちは気付いていました。
そうとしかできなかったね。その感情は、手に負えなかったね。がんばったね。
幼稚園バスで帰るKくんをクラスのみんなで見送りました。見えなくなるまで、
「Kくん、ばいば~い!!!」と声をふりしぼる子どもたちの心がそこにありました。
バスに乗り込む前にうつむいて靴を履き替えていたKくんに、先生が「かずくん、じゃあね。」と言いました。顔も上げずに、靴をはきながら、
「せんせいのこと、あしたになったら わすれとるけえ・・・」小さな声でそう言って、バッとバスに向かって走り去っていきました。
Kくんらしい最後のことば・・・
さびしくて、悲しい、ほろにがい経験でした。
私たちはしっかりお別れしました。
この経験も、神さまからの贈り物ですね。こうした経験を乗り越えながら心が大きくなっていくのでしょう。
これからも、神さまのもとで繋がっています。お互いに、その場所で素敵に輝きましょうね♪
See you again・・・