“いってらっしゃい!楽しい夏休みを過ごして来てね”そんな思いで子どもたちの背中を見送りました。様々な経験を積み重ねた子どもたちを「お帰りなさい!」と迎えます。私は、帰省先の実家でゆったりと過ごした後、帰り際に“行ってお帰り”と声をかけてくれる両親や義母の言葉に、ほっと安心し励まされたものでした。また帰る場所があると…。
この夏、何度となく 幼児期に夢中になる何かを見つけ、それに打ち込むことをゆるされて育った方たちのお話を伺う機会が与えられました。ユニークな生き方の源は、子どもが夢中になるものに出会っていくことを大事に思い、ただ「それでいいんだよ」と認めてくれる人が傍にいたこと、そして、夢に向かわせ、立ち帰る場所があったことでした。
夏休み、畑の水やりに来たSくん。真っ黒に日焼けしたSくんはなかなか捕まえられないトンボ取りに夢中でした。色白だったママも日に焼け…毎日毎日Sくんの夢中になることに寄り添い大事に過ごされた夏だったことが伝わりました。
「先生、聞いて 聞いて」と語る子どもたちが今から楽しみです。夏の経験が、2学期の活気ある新しい園生活へとつながっていくことでしょう。幼稚園へ帰ってきた子どもたちとの楽しい日々がまた始まります!
どうぞ今日もまた、“行ってお帰り!”と送り出してください!