~ 愛されて育つ ~
車を運転するときに、青であれば進む。赤であれば止まります。どんなに急いでいても赤信号では止まらなければなりません。赤信号を無視して進むならば、事故にあったり、違反で罰金を払わなければなりません。運転者はこのように、道路交通法を守らなければなりません。交通ルールを守ることによって、自分自身も守られ、ドライブを楽しむことができるのです。
私たちの生き方にも、同じことが言えるのではないでしょうか。私たちが幸せな人生をいきたいと願うならば、この世界と私たち人間をお造りになった、創造主のことばに耳をかたむけることが、何よりも大切なのです。
聖書の中には、人が造られた目的、生きる意味、親子関係、夫婦関係、子育てについての教えなど、人が人生を美しく生きるための心得が記されています。
本園の保育は「キリスト教」保育と呼ばれています。神さまから託された尊い命である子どもたちを、愛し慈しんで保育するということは、私たちの業だけでは成すことができません。神さまの愛と守りの中でこそ成し得るのだと思います。
さらに、園では子どもの主体性を養うために、子どもたちの自発性や意欲が大切に尊重されます。自然のなかで「遊びを中心とした教育」に力を入れています。これは子どもの自然な姿のなかで育まれていく教育です。
子ども一人ひとりは違います。神さまによって命が与えられ、イエス・キリストの愛と恵みのもとで育てられた時、まことの喜びと感謝をもって生きていきます。
2017年度の新年度が始まりました。2017年度の年間主題は「愛されて育つ」です。初めて園に通う子どもたちも進級した子どもたちも、主から与えられた日々の出会いを大切に考えていきたいと思います。