きょうは、いい天気。Nちゃんもごきげん。
すると・・みてみて・・・
固いものをわったら、でてきたよ
ほら。
「たね」みたい!なんの「たね」かな?
Nちゃんはうれしくなって、これを植えてみようと思いました。
植えるには・・
そうだ!土がいるわ!
Nちゃんは土を鉢のなかに入れてみました。
すると、さらさら鉢から土が落ちていく、落ちていく・・・・あれれれれ?
どうしよう?
そうだ!下に、小石をいれようっと。
ここにちょうどいい大きさの小石があるのよ
Nちゃんは、ずっと靴箱の中に貯めていた小石をみつけて、せっせと鉢に敷き詰めました。
もういいかい?・・・もういいよ。
さあ、土を入れましょう!
Nちゃんは、木のふもとにある土を鉢の中にせっせと入れました。
木の下の土には、栄養があるから・・・ですって。
するとKちゃんがやってきました
なにをしてるの?(とKちゃん)
たねを植えるのよ。・・(とNちゃん)
それじゃあ、わたしもてつだってあげる。
(Wちゃんも、一緒にきて手伝ってくれました。)
ありがとう!KちゃんWちゃん。
Nちゃんの手は、しっかり「たね」を握りしめています。
もういいいかい?
もういいよ・・・
そっと「たね」を置いて、やさしく土をかぶせました。(Nちゃんじょうずね)
それから水がいるわね!
じょうろに水をいれて・・・「お、おもい」
Nちゃんはふらっとなりましたが…
さあ!お水をかけるわよ
さあ、たくさんお水をめしあがれ!!
あ、ちょっとあげすぎかしら?
おなかこわしちゃうからこれくらいにしておこう。
ひなたの高いところにおいて、さわられないようにしておこうっと。
かみさま、この「たね」を一緒に育ててくださいね。
こうしてNちゃんのたねは、やさしさいっぱいの土の中で、すやすや眠りました。
春になったらどんな芽がでてくるのかな?
おしまい。
「Nちゃんのたね」(作:Nちゃん/絵(写真):Yせんせい)