帰りの幼稚園バスの中、ひとり、また一人と友だちが降りていきます。
お母さんに勢い良く抱きつく友だちの姿を、バスの中から、ただ黙ってじっと見ていたYちゃん・・。バスが次の停車場所に向けて発車すると、
「わたし、おかあさん、だいすき・・・。」そう呟きました。
そして、
「アイスクリームよりも、もっともっと、だいすき!」
「じぶんよりもすきよ!いつも、だいじにしてくれるもん」
そう言って、もうすぐ会える母親に気持ちが出会ったようで、幸せそうな顔で順番を待っていました。
待ちに待った大好きなお母さんの姿が遠くに見え始めると、お顔は嬉しさで、にっこにこです♪
扉が開くと、大好きなお母さんに向けて両手をいっぱいに広げます。
そして、
「おかあちゃん!!」と思い切り甘えた言い方で、飛び込んでいきました。
幸せの景色・・・。
自分が大好きな人から大切にされていると、心から感じながら成長しているYちゃんは、本当に幸せですね。
大好きな人から大切にされた心の経験は、大きな支えとなり、そんな自分は、これから、何があっても、とっても大切で、かけがえの無い「自分」なのだと思えるでしょう。将来への大きなプレゼントですね。