当たり前のことですが、種を土の中に植えると新しい命が始まります。そして、その植物は又実を結びます。ある農夫の話によると、種の高さほどの土を布団のようにかけてあげると種は芽を出すそうです。上の聖書の箇所を書いた人は、パウロという人です。彼は2000年前にアジアとヨーロッパに多くの教会を建てましたが、自分は種を蒔いただけで、アポロは水を注いだだけで、教会自体が成長し、それは神様によるものだと言う意味です。子どもの成長も同じだと思います。親は養育をし、教師は保育をしますが、神様がくださった子どもの中にある命自体によって子どもは成長します。子育てはある意味、矢を弓から放つことではないかと思います。どんどん成長して親元を離れて行くとき、「成長させてくださるのは神様だ」という信仰のもと、子どもを神様に委ねることが必要ではないか思います。(園長)