「見よ、すべてが新しくなった」

 2022年を迎えます。新しい年を迎えるこの時期になるといつも思い出すのは、「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」『コリント人への手紙2』5-17の御言葉です。これは『口語訳聖書』による翻訳です。現在、幼稚園で活用している『新共同訳聖書』では、「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」と翻訳されていてます。私は、『口語訳』の力強さが好きなのですが、『新共同訳』のシンプルさも大切に思っています。たまに読み比べると興味深いのです。

 さて、どんどん伸びていく竹に節目があるように、私たちが成長していくためには節目が必要です。私たちは、節目としての新年を迎えると時間的に「新しい年になったなぁ」と思うのと同時に、とても新鮮な身が引き締まる感覚を覚えます。なぜ、このように感じるのでしょうか。それは、時間だけが新しくなるのではなく、私たちのすべて、姿も中身も、心身ともに根っこから新しくされることの予感と期待・願いがあるからではないでしょうか。私たちは、イエス様と共に一緒にいるときにそれが実現すると信じます。

 子どもたちに冬休みの生活について3つのお願いをしています。ご家庭の状況に応じてご活用ください。(1)元気に過ごそう(2)あいさつしよう (3)お祈りしよう。 メリークリスマス そして よいお年を。     

園長 松永 章