子どもたちと過ごしていると、きっと、大人だけの世界よりも、季節感を感じる機会は多いのですが・・・
毎日、くるくると遊びを見つけ楽しみ、行事も、「遊び」としていつの時にも意欲的に過ごす子どもたちと共に生活していると、一日はあっという間です。
そして、気づけば、あれれ?今年もあとわずか!!!というのが実感です。
この秋の子どもたちの写真を見つけ、今年の最後はこの話題にしようと思いました。
秋も深まると、園庭のナンキンハゼはすっかり葉を落とします。
この園庭に佇むナンキンハゼは、一年を通して子どもたちに大きな役割を果たしていきます。自然のおもしろさ・不思議・美しさを、季節の移り変わりと共に感じながら子どもたちは、秋には色づいた葉に心を留め、また、真っ白い実にうっとりと寄り添い、木の実のケーキや、水に浮かべたオブジェにその心を表現しています。
友だちや先生に共感してもらうことで更に、その経験は豊かにされていきます。
「葉っぱのフレディ」の中で、フレディに寄り添い語った、葉っぱのダニエルの言葉が毎年、この季節になると思い出されます。
太陽や月の当たり方、風の通り抜け方でその葉の色は変化し、一枚として同じ色の葉はないこと・・・
月の当たり方や風の吹き抜け方によっても変わるその、自然の不思議さを神秘的に感じながら、木から離れ、地面に折り重なる色とりどりの葉に愛おしさを感じます。次の命の為にそこにいる葉のむれ。落ち葉を温かく感じるのは、その役割を幸せに感じているからなのでしょうか。
一枚として同じ葉はない・・・本当にダニエルの言ったとおりです。似ているけどちがう・・・
1人として同じ子どもはいない。唯一無二の子どもたち・・・
神さまが愛して創られたすべての創造物に同じものはありません。そこに価値があるのだと、だから素敵なのだと思います。
「みんなちがって みんないい」
誰もがそう思いながら他者を受け入れていけたら素敵ですね・・・
彩とりどりの葉が美しいように・・・
滑り台に落ち葉を載せ、その中をつっきる楽しさをダイナミックに感じながら遊ぶ子どもたちの向こうには、じっくりと、ゆっくりとナンキンハゼや桜の樹を見上げる姿もあります。
どの姿も、今を素直に、感じるままに生きる子どもたちが、園庭の木々や風と溶け合い、うっとりするほど、美しい風景です。
今年も、神さまが豊かに一人ひとりを用いて下さり、守り、愛してくださったことに、そして、たくさんの保護者の方々や、地域の方々の愛に支えられて、子どもたちと共に豊かな歩みができた事に心から感謝いたします。
どうぞ、来年も、お一人おひとりにとりまして、幸福感を感じることができる一年の歩みになりますようにお祈りいたします。
そして、愛する子どもたちが、健康に、幸せに、冬休みを過ごせますように・・・
先生たちは心からお祈りしています。
また、3学期、元気に会いましょうね!!!楽しみにしています。