梅光学院大学から今年も実習生が学びに来られています。
年長のクラスで、実習の先生が、「新聞紙タワー」を計画して下さり、みんなでチャレンジしました。
グループに分かれて、その高さを競い合います。
どのグループも、イメージはばっちりです。
やる気も満々!!
しかし・・・
友だちと試行錯誤を繰り返しますが、なかなかタワーは建ってくれません。
手を離すとぐにゃり!!
二人で持っても
何人で持っても、手を離すとぐにゃり!!
でも、子どもたちは、助け合います。
そして、自然と役割分担もでき、セロテープを切って持ってくる役、
新聞紙を丸める役、
それを、接着していく役・・・
自分たちで突き動かされるように、なんとか、タワーを建てたくて奔走します。
あるグループは勘違いし、床の上に長~くつなげて伸ばしていましたが、途中で、他のグループに視察に行ったともだちから、
「ちがう!!うえよ!!うえ!!うえにのばさんといけん!!」
と気づきました。
さあ、大変!!とばかりに床の上に横たわる長~い新聞紙をかき集め、それを、ぎゅっと束ねます。
そこを土台に上へとセロテープで貼り付けていきます。
ここまでは順調だったのですが、ほどなく、倒壊!!
あちこちで、嘆きの声が聞こえてきました。
「だめじゃ~!!!どうやってもたたん!!」
「すぐたおれてくる!!なんで???」
子どもたちは、たくさんの、「なんで?」に出会っていました。
うまくいかないって、いいですね♪
諦めない子どもたちって いいですね♪
友だちと知恵を出し合い、話し合い、友だちを認め、真似てみたり・・・
コミュニケーションをとりながら、同じ目標に向かっていきます。
すると、じゃじゃ~ん!!
思わず、「その手がありましたか!!」と思うタワーをみつけました。
椅子を組み、それを骨組みにして支え建てていくという知恵。
そして、それを見た他のグループも次々に真似てやっていきました。
試行錯誤し、真似っこし、こうやって人間は文明を築いてきたのだろう・・・なんて、遥かかなたの向こうの時間に思いを馳せるのでした。
もう、どこのタワーが高いかより、無事に建ってくれたタワーに大満足の子どもたちでした。
そして、やっぱり、ここは、こうなりますよね♪
頭に被り王冠のようにしたり、剣にしたり、かき集めて撒き散らしたり・・・
表現はいろいろ・・・
そして、たっくさ~んかき集めて、「せ~の~」で撒き散らしました♪
あ~、楽しかった。
子どもたちの、この「楽しむ力」
いつまでも、枯らさないで欲しいです。