水の中に入ると、きゅっと身をすくめ、少しくすぐったそうな表情で、ゆっくりとその感触を確かめる子どもたち・・・すると、少しずつ、水の中に心がほぐされていきます。蕾がほころぶように子どもたちの笑顔が開いていくプールの中には、水と子どもたちが仲良さそうに遊ぶ姿が夏空の下できらきらしています。
水鉄砲が大好きな年長の子どもたちは、的に当てたり、先生にかけたり、遠くまで飛ばしっこしたりと楽しそう・・・
すると、やっぱり、色々やってみたくなって、「へんな打ち方」と笑いながら色々な打ち方を試していました。
水が飛び出す穴を指で押さえると、霧吹きのように噴射されることを発見!!手が足りないから、膝を曲げて押します。
次は頭でぎゅ~っと押し、大空へピュ~ン♪
お母さんたちが、そうめん流しをして下さった時に使った立派な竹は、今では、子どもたちの大好きな遊び道具。子どもたちのアイディアで、砂場や、木のスロープで色々な物を転がしたり、流したりして楽しんでいます。
今回は、「せんせい、この竹、プールあそびでつかいた~い!!」と目を輝かせていたので・・・
よしきた!!
準備OK!!水を流します。ジャバ~ つ~つ~つ~つ~っと、滑り降りていく水。
ひとしきり、きらきら光る水遊び用の宝石やおもちゃを流して楽しんだ後は・・・
やってきました。水鉄砲!!この形・・・置いてみたくなるよね・・・
で、どうするのかな?と見ていると、始めはノープランでただ置いてみた水鉄砲でしたが、水を弾く事に気付きました。
そこからは、誰が一番激しく水を弾かせることができるか♪
そのためにはどうすれば良いか?
そこは、さすが年長さんです。色々、試行錯誤しながら試していきます。
流れる水の量との関係に気付き、
「せんせい、もっと、山盛りの水を流して!!」と注文が入りました。
よしきた!!
倍の量を流します。
すると・・・
この笑顔!!!
思った通りだったね♪
水は不思議・・・
触れるけど、つかめない。
形があるのに、形がない。
さらさらしたり、ざぶざぶしたり・・・
固まったり、
湯気になってふわふわしたり・・・
身体をぷかりぷかりと浮き上がらせてくれる・・・
船だってちゃんと引き受ける。
すべての生き物の、命だって支えている。すごい!
時にはダイナミックに、時には、ゆっくり静かに、ひたひたと、子どもたちは水の魅力に心を留め、ひたすらに遊んでいました。
神さま、こんなにも素敵なものを創って下さって、ありがとうございます!!
大切な夏の日の思い出を、ありがとうございます・・・