Aちゃんが、廃材の中からプラスチックのカップを取り出し、底に水性のカラーペンで色を付け、水を入れて色水を作っていました。
「すみれさん(年少)の時にもやったんだ~!」と、嬉しそうなAちゃん。
前に遊んで楽しかったことを懐かしみ、またやってみたいと思ったのでしょう。
周りの友だちもその姿を見て、カップを探し、同じように色水を作ります。
「ねえ~これ凍らせてみる?」「いいねいいね!」
ということで、凍らせてみました。
じゃーん!
色水が固まり、色付きの氷の出来上がり。綺麗だね。
「うわー!つめたーい!」とみんな大喜びしています。
するとCくんが、「ねえねえ、この氷はカップから出ないよ?」
と、首をかしげていました。
カップの形によって、氷が出にくい物もあるのです。すると、それを見ていた
Bちゃんが、「これはカップの出口が狭いから出にくいんだよ!」と、答えます。
「なるほどね!」Bちゃん、とても分かりやすくて、お見事です。
今度は、紫色と透明の氷を触っていたSくん。自分の手のぬくもりと、外の空気に
よってどんどん溶けていく氷を見ています。氷が溶けて混ざり合う色水を見て、
「どうして透明なのに、紫色になるの?」と不思議に思います。
すると、今度は先ほど疑問を感じたCくんが、「それは紫の方が濃いからだよ!」
と答えます。氷も絵の具のように、溶けて混ざるとまた違う色が生まれるのです
ね。納得したCくんは、嬉しそうに薄紫色になった色水を触って楽しみます。
冷たくて気持ちの良い感触を楽しみながら、たくさんの「どうして?」「ふしぎだ
な~」「なるほどね!」に出会った一日でした♪