春休みの間、ひっそりとしていた園庭に花が咲いたように彩り豊かに笑顔が溢れています。
その中で、緑を愛で風を感じ、幸せそうな表情で園庭を歩いている、年少に入園したばかりのSくんの姿に目が留まりました。
何かを感じている・・・
小さな身体中でいっぱいに・・・
今はことばにしていないけれど、その姿は、ことば以上に豊かに幸福感を放っていました。
その目にはみえない、耳には届かないSくんの心が、伝わってきます。
また、別の日には、「トトロの森」をゆっくりと探検し、立ち止まり・・・
別のお友だちが通り過ぎて行く姿を目で追い、そして、また緑に目を向け・・・
Sくんの目にこの空間はどのように映っているのでしょうか。
心のアンテナをしっかりと立て、子どもたちの小さな心の動きに目を留めて大切にしていきたいと、子どもたちの姿をみていると、そう感じます。
アイコンタクトで、そして、小さなうなづきで、その心を共有できるように、一人ひとりとの関係を紡いでいくのが楽しみです。
神さまが創られた世界の美しさ・・・
子どもたちの心は素直にそれを捉え、感じながら豊かに成長していきます。