真冬の寒さをまだ身体が覚えているのに、季節はいつの間にか春・・・
金曜日に、少しずつ、花の時を迎え、咲き始めてしましたが、まだ少し固いつぼみもたくさん・・・
この土日が見ごろかなあ・・・なんて思っていましたら・・・
週明けに幼稚園に行くと、
「枯れ木に花をさかせましょう!!♪」
美しい・・・
寒い冬の間、準備をしていたのでしょう。
神さまは、ここで小さな芽を出し、春の訪れを待つこのさくらの事もちゃんとご存知で守ってくださっていたのですね。
幼い日、大好きな父の膝の上でみた「はなさかじいさん」
父から、ページをめくってもらう時の感動を思い出しました。
「かれきに花をさかせましょう~」
この、正直者の、優しいじいさんの行く末を案じていた幼い心・・・
でも、灰色のページから、うす桃色に咲き乱れるページに変わった瞬間
ふわっと光が差し込み、心いっぱいに広がるような、あの安心感と、喜び、そして、目にとびこんでくる、咲き誇る花の美しさ・・・
心がふわ~っと開かれていくあのかんじ・・・
40年以上経っても心の記憶として留まっていました。
幼い頃の想い出は、その後の人生の原風景として心を温めてくれるのですね。
一緒に思い出した事があります。
「枯れ木に花をさかせましょう~」マイブームが到来していたその時期、庭先で、灰の代わりになるものを手当たり次第に、撒き散らしていました。
咲かせたくて・・・