11月のある日、園庭にしゃがんでいるS君に呼ばれ近づいてみると、地面に黙々と絵を描きながら、楽しいお話を聞かせてくれました。
あのね、家の中にネコの親子がいてね。
電気をつけたんよ。
ネコの赤ちゃんが生まれてね、
家族が増えたってこと。
屋根から友だちがハシゴみたいに繋がって、遊びに来るんよ。
実はまだまだ、お客様が来たり、落ち葉で作ったジュースをもてなしたり、隣のお父さんが大きかったりと、お話は続きました。
Sくんの豊かな表現に引き込まれ、傍で和やかで楽しい時間が過ぎました。
先日、もも組(年中)が、初めて卒園礼拝の練習に参加した日。
練習を終え、戸外遊びをしていると、
Sくんが指で地面に絵を描きながら、お話をしてくれました。
「見て、友だちをかきよるんよ。口を見て!
みんな笑っとるんよ。
胸のとこにドキドキハートを描いたんよ。
ハートは、すきってこと(*^^*)」
と、豊かな表現をするSくんの顔にも笑顔が浮かびます。
子どもたちが、感じたことや思い巡らせて表現することを、傍で一緒に感じながら過ごす時間を とても幸せに思います。