2月のお誕生会、いつも先生たちからのプレゼントを楽しみにしている子どもたち。
今日のプレゼントは、「よきサマリア人」のお話。
ある律法の専門家が、イエスさまを試そうと「先生、永遠のいのちをいただくにはどうしたらよいでしょう」と聞きました。
そこでイエスさまはこんなたとえ話をされました。
あるユダヤの人がエルサレムからエリコの町へ行こうとしたとき、強盗に襲われました。
強盗は、服をはぎとり、殴りつけて立ち去って行きました。
そこへ、神の宮でお仕事をする祭司やレビ人が通りかかりました。
しかし、倒れた人を見た祭司もレビ人も知らんぷり、通り過ぎて行ってしまいました。
すると今度は、ユダヤ人とは仲のよくない交わりのなかったサマリア人がやってきました。
サマリア人は、倒れた人を見て憐れに思い、油と葡萄酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋へ連れて行き助けました。
翌日、サマリア人は、2デナリオン(その当時の労働者の2日分の賃金)を宿屋へ支払い、その上、費用が足りなかったら帰りに寄って払うとまで言いました。
イエスさまは、「さて、だれが倒れていた人の隣人か?」と律法の専門家に問われました。
「その人を助けた人です。」
Y先生も子どもたちに問いました。
Y先生:「倒れていた人の隣人は誰かな?」
子どもたち:「三番目のひと!」
Y先生:「そうだね、三番目の人だね」
「隣人とは、あなたの近くの人や仲のいい人だ」けではなく、本当に困っている時にやさしくしてあげられる人のことをイエスさまが教えてくださったのですね。」
そして、イエスさまは、こうも言われました。
「行って、あなたも同じようにしなさい。」
(ルカによる福音書 10章37節)
子どもたちは、イエスさまの語られたみ言葉をよ~く考えていました。