四季折々に変化し、私たちを楽しませてくれるナンキンハゼ。
落葉した枝の先端では、茶色い固い実の果皮が開き、中から3粒の白い種が肩を寄せ合っているかのように現れています。
厳しい寒い冬の夕暮れに 白く浮かび上がる姿は、一段と美しく力強い“いのち”を感じさせます。
色とりどりの葉っぱでおおわれ守られてきた種は、今、“種”というシンプルな姿で枝につながり、すべてのものが取り去られても“ここにいるよ、これがぼくだよ”と伝えてくれます。
3学期、年長児にとっては、いよいよ最後の学期ですね。
年少、年中の子どもたちも、また、一つ大きくなることへ憧れを持ってこの時を過ごしていきます。
これまでも、一日一日を懸命に生き、豊かな体験を重ねてきた子どもたちです。
3学期は、さらに、一人一人の子どもたちが、自分らしく力強い姿で輝いていけるように備えの時として与えられていると信じます。
神さまのまもりは、厳しい中にこそ、豊かに働かれます。
新しい心で、子どもたちと、保護者のみなさまとご一緒に歩ませていただける恵みに心から感謝します。