幼稚園ではアドベント(待降節)に入り、イエスさまのお誕生、クリスマスの時を心待ちにしています。
さくら(年長)組の子どもたちは、クリスマス礼拝の日に”イエスさまがおうまれになったおはなし”の劇(ページェント)をすることになっています。
「イエスさまはどうしてこの世に生まれてきてくださったの?」
そんな子どもたちへ、2千年前お生まれになったイエスさまのお話しを伝えました。丁寧に手渡したいと思い、4日間かけて伝えました。
昨年度、年長児が見せてくれたページェントのことをよく覚えています。初めて出会った子どもたちも、大好きなイエスさまがお生まれになった時の話にじっと耳を傾けました。
話を聞きながら、自分のなりたい役も心の中で決めていましたよ。
その後、みんなで話し合って一人一人の演じる役を決めました。
「どんな役があるかな?」
「マリアさん!」「天使!」「ひつじかい!」宿屋さん」「博士」
…次から次に出てきます。
すると、
「ろば!」という声が…!!!
これまでにはなかった 新鮮な役が上がりました!(*^-^*)
『くりすます』(女子パウロ会)という絵本に描かれたろばの目に子どもたちの心が留まり、「マリアさんを背にのせたろばの目がやさしいね!」そんな話をしていました。
「ろばは、馬よりも小さくて力は弱いけれど、神さまはそんなろばさんを用いられたのよ」「イエスさまが十字架への道を歩まれるときにも、ろばはイエスさまを背中にお乗せして大事なお仕事を神さまから任せられたの」と話しました。
「らくだもやさしい目をしてる!」
なるほど、博士を乗せたラクダの目も…
ろばやらくだのやさしい目の共通点に子どもたちは気がつきました。
神さまの選び…
それは、”何か立派だとか、何かできるとか、強いとか…力のある人が選ばれる…”どうやらそうではないようだな…と伝わったのでしょうか?!
「マリアさんは、普通のひとだったんだよね」とMちゃん。
確かに…マリアさんは、身分の高い人でも、富める人でもなかった、ただ、「お言葉どおり、この身になりますように」と心から神さまを信じた人だったことが聖書に記されてあります。
子どもたちが深く受け取っていく姿に、教えられることばかりでした。
そして、数日後…いよいよ先生からページェントの台本が渡されました。
一人一人の顔を思い浮かべながら、先生が作成した台本です。
先生から渡された台本にわくわくです!!!
名前や絵に色を塗って、自分だけの台本を大事に丁寧に作りました。
自分の演じる役をイメージしながらクリスマスへの思いは膨らんでいくばかり…
さあ、どんなクリスマスページェントになるのでしょう、今からとても楽しみです。