空き箱や、プリンパック、セロテープとラップの芯・・・
子どもたちは、廃材の製作が大好きです。
形を見ていると、イメージが湧いてきます。手に取るとまたまた、もくもくと作りたいものが広がります。
友だちが寄ってきて・・・。
「何作るん?♪」と興味津々です。
初めは、「何を」という訳ではなくても、作っているうちに、どんどん、友だちのイメージの世界に刺激されながら、自分の世界が引き出されていきます。
「ここに、プールつくろっか」「いいね~」
「ここから、水がでるってしよ~や」「うん。いいね~」
「ここ、ベッドやけ、ふとんもあるんよ」と、マーガリンの箱を切って掛け布団に。「そしたら、まくらもいるね~」
「ここは屋上よ」「屋上?いいね~」
なんてやり取りしながら楽しんでいたら、女の子たちがお人形を持ってやってきて、
「こんにちは~」
「あ!!まだまだ!!まだ出来てないから、まだこないで~!」と慌てるSくんの声も虚しく、
にこにこの笑顔で、プール付きリゾートホテルを楽しんでいました。
ま、いっか・・・という優しい諦めのSくん♪
遊びで心が満たされるとき、子どもは受容や許容範囲が広がり、喧嘩になることがほとんどありません。
子どもの時代にしっかりと、遊び、しっかりと感じて欲しいですね。