すみれ(年少)組のテラスで外靴に履き替えた子どもたちが、思い思いの遊びへと向かって園庭に散っていきます。
ちょっと前まで、朝は泣いていたのに、すでにすっかり楽しいことを自分で選んでいます。目的へ向かっていくその勢いのある後ろ姿に、「今日もどんなことが始まるかしら?」とわくわくします。
今年度入園の子どもたちの行動範囲は広く、チャレンジ精神旺盛!
泥んこはもちろん、森のトンネル、木登りと、もうこの時期から、梅光幼稚園のお楽しみやおもしろいことを知っているようです。子どもたちのアンテナは360度に張り巡らされています。
こんな風に子どもたちが、遊べているのはなぜでしょう?
入園前に親子でしっかり遊んだ経験が生きていたり、年長・年中児のすることをよく観察していたりといろいろ考えられますが、何より、子どもたちの中に、人を信頼する心の礎が育まれているからだと実感しています。
お母さんとのしばしのお別れの時を乗り越えた子どもたち。また、懇談会でご自分のお子さんのことを伝えてくださった保護者の皆様の深い愛情を思うとき、私たちは、子どもたちが安心してのびやかに遊び続けられるような助け手・存在となっているかを謙虚に思い巡らせ、日々新たな祈りを持って歩みたいと願っています。
(副園長)