11月11日に植えたヒヤシンスの球根
「たまねぎみたい」と子どもたちからの第一声
シーンとして、動かない塊・・・。
ネットに入っていたから、「どうして、ビニール袋に入ってないんだろう?」
と子どもに投げかけてみると、少し間があって、
「生きてるから!!息ができないといけないから!!」
誰かがそう言いました。
一瞬「えっ!?」という表情をした子どもたち、もう一度じっとその、動かない塊に目を向けました。
「生きてるの?」子どもたちの表情はそんな驚きの色でした。
数日後、黒い覆いをのけてみると、球根のお尻に白い根っこが数ミリ出ていました。
また数日後、のぞいてみると、もっと伸びていて、そして、とうとう、もじゃもじゃに!!
「すごい!!」「生きとるね!!」
成長に触れるたびに、子どもたちの心が動き、目を輝かせていました。
5個の球根は、外で冬の寒さをしっかり感じながら、それぞれの速さで成長していきました・・・。
3ヶ月以上経った今・・・。
つぼみをつけ、「咲きたい、咲きたい」と外で囁いていました。
いよいよ、「咲くとき」が近づいています。
暖かい部屋に入れました。
そして、子どもたちに、無理やりつぼみを手で開いても花は咲かない事、すべての事には、神さまの決めた時があると伝えました。その時を楽しみに待ちましょうと話すと、その日から、つぼみが少しずつほころんでいく姿に気付き、楽しみに待つ、子どもたちの柔らかい、優しい姿があります。
本当に・・・とっても、わくわくしています。
球根やタネの可能性・・・。この小さな塊の中に、根っこや、葉、花、実をつける可能性がつまっています。初めは目には見えないけれど、確かにそこに、そのエネルギーがつまっています。そのエネルギーに子どもたちは、命を感じながら、心を躍らせています。
「平家物語」の中の、毛虫ばかりを可愛がる「虫愛づる姫君」も、毛虫の、今は未だ目には見えない姿に思いを馳せ、愛していました。変わり者だと周りに言われても、将来美しい蝶になる、この毛虫の可能性こそ美しいと・・・。
子育てもきっと同じですね♪
私も幼稚園で、子どもたちの可能性やエネルギーに触れる毎日です!
わくわくしています!!