合同礼拝で、ルカによる福音書第5章おはなしをしました。
シモン・ペテロさんは、暗い夜の湖で一晩中苦労して魚をとろうと網をおろしましたが、何もとれませんでした。
そんなペテロにイエスさまは、『沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい』と言われました。
ペテロは、戸惑いつつも、『しかし、お言葉ですから…』と網を降ろします。
すると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになるほどにとれたのです。
この聖書のおはなしをするために、2艘の舟で両側から網を引っ張ろうとする弟子たちの様子を絵で描いて、子どもたちに伝えようと用意しました。
おはなしを始めようとしましたら、網にかかったたくさんの魚たちが、ひらひら~っとステージの向こう側にとんでいってしまいました。
「どうしましょう?」と思いましたが、きらきらと目を輝かせてお話を聞いている子どもたちが目の前にいる…
そこで、「お~い、だれか、いっしょに網をひいてくれ~、助けてくれ~」と叫びましたら…
出てくる、出てくる…
すみれ組(年少)の子どもたちが 我も我も…!と網を引っ張りに出て来てくれました。
そして、網にかかった溢れるほどの魚を
「よいしょ! よいしょ!」と持ち上げました。
子どもたちの目には、溢れんばかりの魚が見えています!
そして、とれたたくさんの魚を、もも組(年中)や、さくら組(年長)へ配って分かち合いましたよ!
溢れるほどの神さまからの恵みを感じとることのできる子どもたち
子どもたちの目に映る神さまの恵みを、いっしょに感じさせられる度に、私は新たな思いにされるのです。
『わたしたちは目に見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。』(コリントの信徒への手紙Ⅱ4章18節)