園庭の隅っこで、ちゃぼさんの食事風景を子どもたちと見ていたら、
「せんせい!たいへん!だいはっけんだよ!きてきて!」と砂埃をたてながら凄い勢いで3人衆がやってきました。
ぐいぐいと、手を引っ張られながら、反対側の園庭の隅っこへ・・・。
そして、みんなが一斉に木の葉を指差しながら「あそこだよ!あれはなに?」と興奮しています。
最近少し視力が弱ってきた先生は、すぐには見つけることが出来なくて、
「どこ?どこ?」と顔を近づけながら探していると、「うっ!!」なんと、顔の間近に迫った`大発見`の正体・・・。
一見グロテスクだったけれど、その黒いモノは、よく観るとサナギで、大切に葉っぱが隠すように掛けられ、細い糸でぐるぐるとくるまれています。
きっとお母さんが大切に大切にしていた命なのでしょう。
寒い中、じっとサナギのときを過ごしている小さな命・・・。
出会っちゃったね。
Mくんが「こんなにすごいもの発見するなんて!なかなかないよね。ぼくたち、ゆうめいになっちゃうかもね!」ですって♪
そして、「他にもいないかなあ?何かすごいもの」と辺りを観察し始めます。
つるりんこの石ころ発見!!
「こんな石ころみつけたよ!すごい!」と手の平に大切そうに乗せて、ニヤリと鼻高々です。
他のおともだちも「あそこにあるのはなに?」と土に転がっているこげ茶の木の実を見つけました。
子どもたちが、ふと立ち止まり、自分の周りを取り巻く様々な『すごいもの(いろいろな命の形)』に出会っていくときに、その傍に居られる事は、とても愉快で、幸せな事だと心から思うのでした。