Yくんは、大きな木の枝に座るのが大好きです。
すみれ組(年少)は、まだ木登りを始めておらず、Yくんも登って行くことはせず、お気に入りの枝に腰を掛けて、上を見上げます。
先日、その場所から、「先生〜、おいで〜、声聞こえるよ」と呼んでくれました。
「なに?なに?」と、すぐに同じ場所まで行き、座ってみました。
すると、葉や枝で姿は見えないけれど、園庭で遊んでいるお友だちの、賑やかな笑い声やおしゃべりが、とても楽しく響いて聞こえて来ました。
後ろの枝が、背もたれのようにもなって、楽ちんで、とても居心地がいいです。
Yくんが気に入っているのが、よく分かります。
「ここはすごくいい椅子だね〜。Yくんは、ここが大好きなんだね〜」と言うと、
「うん‼︎」
「ぼくね、お母さんも、だ〜いすきよ♡」と、帰ってきました。
「うんうん^ ^ そうだね。そうだよね♡」
大好きな場所で
大好きなお母さんを思ったんだね。
心がほっこりする出来事でした。