大きなケースに秋をたくさん詰め込んで、Yくんが登園して来ました。
草むらのような環境の中に、大きな大きな、ほんとに、大きなショウリョウバッタ、トノサマバッタ、キリギリス、カブトムシ、てんとう虫、そして、子どもたちが言っていた、”なんか変な虫”(o^^o)
明けても暮れても、Yくんは、このケースの中の世界を覗き込んでいます。
友だちも、「みせて、みせて」と覗き込むと、あっという間にこの世界に引き込まれ離れられなくなります
「いろいろなむしがおるね~」
トノサマバッタが両手で草を挟んでバリバリと食べる姿は、特に子どもたちを魅了していました。
「あの、うえにもおるよ!!ほら」
「いろいろなむしがいっぱいやね」
「ここは、なんでもせかいやね」とTくんが呟きました・・・。
ケースの中の世界に目を凝らし、心を傾け、秋を満喫する子どもたちの姿があります。
「にんげんがたべるくさを、むしもたべるって」と、お母さんが入れてくださったヨモギの匂いを嗅ぎ、手で触り、形を確認してから、園庭に駆け出したYくんは、しばらくすると、見事にヨモギの葉を手に戻ってきました。
これから ますます秋が深まっていき、子どもたちも豊かな経験ができるでしょう。楽しみです。
神さま、豊かな秋をくださって、ありがとうございます。