「せんせ!きてきて!」と、私の手を引っ張って滑り台の階段まで呼ぶHちゃん。
「何かな何かな?」近づいてみる・・・
何も言わず、手が伸びているその先には・・・
「わあ~今日も緑がたっくさん。綺麗だね~」
ではない様子・・・
Hちゃん階段を登り、高いところへ・・・
その瞳の先には、
「せんせい・・・・まめ・・・とって・・・」
と、小さい声で一生懸命伝えてくれました。
「そうか!豆ね(ナンキンハゼの実)」
(先生がとってあげるのは簡単だけど・・・先生は考えました・・・)
「一緒にとろうか?」
「うん」
「この崖をあがろう!」RくんやYちゃんがいるよ。
でもHちゃんはちょっと崖が怖いみたい。
見ていると自分が登れるコースを選んできましたよ。
端の階段をゆっくり登ってくるコースです。
よし!ついたついた。とろう!
「あれれれ・・とどかない・・」
ちょっと先生がお手伝い。枝をつかんでHちゃんに近づけてあげました。
「あ、とどくね。とってみて」
「あれ、ひっぱっても、ひっぱっても、とれない」
(まだまだ青い実は採るのに力が要るんですね)
ぎゅっと力を指先に込めていますよ。
今度は採れるかな?
とれた!!!っと、その拍子で転んでしまったHちゃん!!(大丈夫?)
ほらほらこんなにとれたよ。自分で採った「まめ」嬉しいね。
大切に包んで持っています。
「おかあさんにあげる」そうです。
おかあさんだいすき(*^_^*)