無秩序から秩序へ

さわやかな初夏の風が、ここちよい季節となりました。子どもたちは園のリズムにも慣れ、おもちゃを出したり音楽に合わせて体を揺らしたり楽しく遊んでいます。

253908さて、今月の聖句は「見よ!それは極めて良かった。」です。

聖書の神は、宇宙とそこに含まれる万物を造られた創造主です。神が創造された極めて良い世界は、人の管理に委ねられたが、人が主を裏切ったために人と共に堕落してしまいました(創世記 1 章~3 章)。

堕落以後、物質界は時間の流れに従って秩序ある状態から無秩序の状態へと退化しています(物質界のすべてが時間の経過ととも に古びることや地球の異常現象など)。

聖書の記しを裏付ける研究結果があります。ドイツの物理学者クラウジウスが、物質界が無秩序の状態へと崩壊していく法則を「エントロピーの法則」として提唱しました。自然の中で物質界の全ての変化は、エントロピーの法則に従って秩序ある状態から無秩序の状態へと崩壊・退化・腐敗して行きます。

したがって、命の働きをこの地に宣べ伝え、成就するよう私たちを召された神の目的は、御心に従う人の霊・魂・肉の全人教育を通して回復されていきます。つまり、聖書的教育観に立脚した教育により、神の御国の秩序を回復するために働く人が育てられていくのです。これが本園の使命です。

6月といえば梅雨の時期。気温や湿度が高くなり体調を崩しやすくなります。適度な休息と水分 補給で熱中症に気を付けながら、この暑さを楽しく乗り切りたいと思います。(園長)