新学期が始まって3日目
その日は、年少さんのクラス懇談会の日でした。
外は大雨。
年少さんのお友だちは、自分のお部屋で遊んで待っています。
暫くすると、
「せんせい、カタツムリおるかなあ?」
Kくんが、目を輝かせてお部屋の外へ。雨で濡れた園庭に目をやりました。
『カタツムリは、アジサイが咲く頃にでてくるよ。今はまだ、もう少し早いかな?』と伝えると、「なんで?」と、小さな肩はしょんぼり。
うーん。
そうだ。いい考えがある!
いないのならば・・・
・・・・なっちゃえばいいんだ!
身近にあったのは、長座布団!
これを、くるくる巻くと、雰囲気はなんとか出ました。
ここに置いて!とばかりに、腹ばいでスタンバイ(^^)
殻を背中にしょって、カタツムリに変身!
で~んでんむ~しむし か~たつむり~♪
よく観ていたのですね。
足をまっすく伸ばし、すーっと、カタツムリの這い方で移動していきます。
「ぼくもなりたい。カタツムリに(^^)」
お友だちがやって来ました。子どものアンテナは、感度抜群!
殻を背負いご機嫌にお散歩するカタツムリたち。
なりきって遊ぶのって楽しいね!
子どもの柔らかい心は、何にでもなれちゃいます。
カタツムリくん、そういえば、あなたは、この前は空を飛んでいたよね・・。
その前は、恐竜の骨の発掘に成功したよね・・・。
ふふ・・。