楽しい絵本を見ました。
「あぶくたった」(構成・絵 さいとうしのぶ/ひさかたチャイルド)
ねずみ一家が総出でお汁粉を作り上げる楽しい絵本です。
さあ、今日のわたべうたは、みんなで「あぶくったった」を楽しみましょう。
♪あぶくったった にえたった
にえたかどうだか たべてみよ
ムシャムシャムシャ もうにえた♪
♪もうにえた では 3回手をたたきました。
そうして、お鍋がさらにおいしくなるように、次のお友だちへ、そっとお鍋を運んで渡します。
次のお友だちは、また真ん中でグツグツと煮てくれます。
みんなで手をつなぎ、何回も歌っておいしい料理が出来上がりです。「楽しかったね。」これで今日のわらべうたはおしまいにしようとしたときです。
Nちゃんが、「なんのお料理できた?」と勇んでお鍋のある真ん中まで駆けてきたのです。
その声を聞き、みんながNちゃんと教師のまわりに集まりました。
その問いかけには、はっとさせられました。
Nちゃんや子どもたちにとって、みんなで順々にお鍋で煮たのだから、さぞかしおいしいお料理ができたに違いなかったのです。
おいしいお鍋料理の中身をちゃんと確認したり、食べたりして、初めて遊びがひと段落するのでした。
全員が歌っておしまいだなんて、なんとつまらない遊びを提供していたのだろうと我が身を反省し、子どもたちの柔らかい感性に少しでも近づきたいなと思う事でした。
「じゃあ、ふたをとってみようか」と、お鍋をてにして蓋をとりますと…おいしそうなお汁粉が!!!
「お汁粉だね、出来上がったよ」というと大満足の子どもたち。
ムシャムシャムシャとみんなで食べましたとさヽ(^o^)丿