こひつじグループのKくんがある朝、
生き生きとした表情でお話してくれました。
お母さんが
「おうちでパンを作ったんですよ、ホームベーカリーで!」
と説明を添えてくださいます。
すると、Kくんが
「”おいしく なあれ おいしく なあれ”言ったよ」と…。
その言葉はひょっとして、こひつじグループで梅ジュースをつくった時、みんなで唱えたことばでは!
「そうなんです。あの時の言葉を覚えていたみたいです」
とお母さん。
何かを作る時、それが仕上がるまでの時間を待つ間、この言葉を唱えたらきっとおいしくていいものができるんだと、梅ジュース作りでKくんは感じたのですね。
そして、お母さんとパンを作って、”おいしく なあれ”とこの言葉を唱えたことは、Kくんにとって、こひつじの誰かに伝えずにはいられなかったのでしょう。
教師の中にも更なる愛おしさが増します!
「お母さんといっしょにパンを作ったの?”おいしく なあれ”って言ったの?パン、おいしかった?」
教師の問いかけに、”ウンウン”とうなずきながらとびきりの笑顔を見せてくれました。