神さま、聞いててくれましたか?

今月は、梅光学院の開学144年を迎えます。

式典では、幼稚園からもさくら組(年長)の子どもたちが記念式典に参加し賛美します。

「スタージェスホールってどんなところ?」とリハーサルを兼ねて、幼稚園バスで大学まで行ってみました。初めて幼稚園バスに乗った子どもたちも大喜び。到着すると学院の方々に温かく迎えられ、屋根のてっぺんに大きな十字架のあるスタージェスホールに無事到着!天井の高さ、大きさ、広さに驚き、「道」「真理」「命」「光」を表すステンドグラスの美しさに目を見張りました。そしてステージの上にラテン語で刻まれた“Ut filii lucis ambulate”「光の子として歩みなさい」にも気づきました。

初めての場所でも子どもたちは、堂々と賛美していました。最後に私が祈ろうとすると、一人の女の子が「“聞いててくれましたか?”って神さまに聞いてね」と祈りのリクエスト!がありました。

私たち大人は、子どもたちが初めての場所でも緊張せず、安心して賛美できるようにと案じる思いばかりが先立っていましたが、その一言にハッとさせられました。子どもたちはどなたに向かって賛美するのか、その確かな対象がはっきりしていたのです。神さまは、光の子として歩んでいる子どもたちを喜ばれます。

4月から小さなお友だちも幼稚園へやって来て、神さまに出会っています。小さな手を組み合わせ、目をギュウとつぶって祈る子どもたちの素直でまっすぐな心が神さまへ向けられています。(副園長)2015-05-26 09.59.34