お腹が痛くて毛布の上に横になっていたRちゃん。
そこに2人の友だちがやってきました。
「Rちゃん、どしたん?!」
「お腹痛くて、あと少し熱もあるから寝てるんだよ」
「えー、そうなん!」
そう言って、チョコンとRちゃんの横に並んで座る2人。
「じゃあ、お祈りしたげるね!」
とても自然に、当たり前のように出た言葉。
静かにそっと目を閉じた2人。
じっと見つめるRちゃん。
「なんか、見られると恥ずかしい」
そういってRちゃんの視線から逃げようと反対方向に移動する2人をRちゃんも身体を反転させてまた見て、その繰り返し。
さっきまで暗い表情をしていたRちゃんも「へへへっ」といつもの可愛い笑顔が出ました。
その可愛らしい姿をカメラにおさめたかったけど、それすらももったいないと思え、ただ見つめていました。
ただ純粋に。祈りの言葉はなくても、友だちのためを思って静かに目を閉じ胸の前で手を組み合わせるその仕草が、なによりも尊くて愛しい。
寒い冬に、ほっこりした素敵な時間でした。