秋は豊かに、景色に彩りを与えてくれます。
園庭のナンキンハゼは、一年中私たちに季節の訪れや、移り変わりを教えてくれる素敵な季節の案内人です。
春は、新緑を春風に揺らし、夏は、色濃くなった葉を誇らしげに茂らせ、木の下の砂場で遊ぶ子どもたちに心地良い日陰を作ってくれます。木々を抜けてきた風はとても爽やかでいい気持ちです。
夏の終わり頃には、子どもたちが、背高のっぽしたり、ぴょんぴょんジャンプしながら「あれとって」と心惹かれる緑の実を沢山つけ、秋の気配がする頃には、その実は弾け、中から、ハッとするほど真っ白い雪のような実をのぞかせます。
その一つひとつの事象に子どもたちは魅了され、心を動かしています。
葉は、思い思いの色に染まり、一つとして同じ色はありません。
おひさまのあたり方、月の光のあたり方、そして、吹き抜けていく風によって葉は色づくのだと、「葉っぱのフレディ」の本で、確か、物知りな葉っぱの”ダニエル”が”フレディ”に語っていたと思います。変化を怖がるフレディにダニエルは優しく語りかけるのです。
やがて、冬が来ると、すべての葉は、木から地面に落ち、次の新しい命の為に準備をします。
木の実や、葉っぱを無心に拾う子どもの後姿や指先は、とても愛らしく、自然と融合している美しい景色です。
素敵な葉っぱのケーキの出来上がり!!
神さまが創造されたこの世界は、子どもたちによって、より豊かに、広く、深く、楽しくされています。
「いつも喜んでいなさい
たえず祈りなさい
どんなことにも感謝しなさい」
テサロニケ Ⅰ 5:18
子どもたちは、神さまのみことばを実践していますね…。