職員室に1日に1回は、「”冷やすの”ください!」(保冷剤のこと)と必ず小さな来訪者がある。
(その1)
「どうしたの?」
「手を挟んだ」
「そう、痛かったね」
と、交わすだけで痛みが吹き飛んでしまうから不思議!
(その2)
「”冷やすの”ください…」と言ってやって来るのですが…
「今日の預かりだれ?」
「調べてみようね」
と、ついでにちょと気になるお預かりの確認!
これで、安心、安心!
(その3)
「○○ちゃんとケンカした…」
「そう、痛かったね。冷やそうね」
(赤く腫れたところも、心も…)
と、これが一番多いパターン!
それが…、この日はこの後があったんです!!!
「二つください!」
「二つ?」
「○○くんのも…」
と、ぶっきらぼうにケンカの相手の分まで!
「そう、仲良く二つね。ちょっとお待ちください~」
素敵なRくん。
しばらくして、Rくんのお部屋へ行ってみました。
すると、”冷やすの”は持ってるけど、もうすっかり立ち直って他のお友だちと遊んでいましたよ。
担任の先生曰く、
「Kくんに渡すのが恥ずかしかったらしく、私に”渡してって”保冷剤を持ってきたんですよ」
Kくんの分まで二つと考えついたRくん!
Kくんは嬉しかったんでしょう、まだ”冷やすの”してましたよ~!
”冷やすの”の効果は抜群!
子どもたちは、職員室へ向かいながら どんな思いでやってくるのでしょう。
”冷やすの”は、わたしたちの心をつないで、やわらかくしてくれる癒しの素です!