入園した時は、オムツだった満三歳のお友だち
トイレに誘うと、ご機嫌ななめで、
トイレなんて行かない!お兄ちゃんパンツなんてはかない!
おしっこなんてでない!!
でもでも・・・。
彼の瞳に毎日映るのはトイレでおしっこをしているお友だちの姿
トイレに気持ちが向き始めて・・。ちょっと見に行ってみる・・・
へ~ あっ!!おにいちゃんだ
そうです。彼のお兄ちゃんはみんなと一緒にトイレでおしっこをしています。
へ~
そして、ある時、立っておしっこをしてみる事にしました。
でも、「出ん!!もお!!出んっちゃ!!」と怒りながらトイレを後にしながらも、やっぱりまた次の日も、トイレには行ってみる。
その姿を影ながら心配そうに見守る兄のまなざしと度々出会いました。
そして、ついにその日がやってきました。
いつものようにトイレに行き男の子便器にピットイン!!
そしてしばらく沈黙・・・。
じょ~~~~っ。
待ちに待ったあの音が!!「やったあ~!トイレでおしっこができたね~!!」
みんなでばんざい!!をして喜び合いました。本人もとっても嬉しそうです!!
そして、もちろん。ほら。嬉しそうに見守る兄がいたのです。
家では喧嘩ばかりだという二人・・。だって、おとうさん、おかあさんの守りの中で安心していられるもんね。
でも、一歩外に出ると、兄ちゃんは大切な弟をいつも気にかけ、守るのです。
ありがとう。兄ちゃん!あなたも自分の世界でいっぱいなはずなのにね。いろいろあるはずなのにね。こうやって守ってほしいはずなのにね。ありがとう。こうして貴方は、愛によってお兄ちゃんになっていくんですね。
きっと、お家では見せない子どもの顔がたくさんあって、なかなか気付けないけれど、子どもたちは唯一のその子だけの賜物を 神さまからプレゼントされ、成長の中で、それが内側から開かれていくのでしょう。子育ては宝探しですね。今、備わっているお子さんの賜物がこれからどんどん輝いていきます。
楽しみで目が離せないですね!