「光の子として歩みなさい」
今年6月7日、梅光学院が下関で開学して100年になることを祝して記念式が下関市民会館で催されました。
人が100歳の誕生日を迎えるのは簡単に出来ることではありません。同様に、組織や団体が100年を迎えるのも難しいことであって、それは記念すべき事だと思います。
スティーブン・R.コヴィーが書いた「7つの習慣-成功には原則があった! 」という本の中で、50年以上成功している企業を調べた結果、その共通点は一人のカリスマ的なリーダーに頼らないで、良いリーダーを育てる組織を持っていると書いてありました。そしてもっと大事なことは、その企業が一貫して持っている企業の存続目標にあるそうです。その目標が利益を上げることに留まっている企業は30年、50年続くことは難しいそうです。しかしその目標が社会の貢献、職員の幸せなど人間に共通するものであった時、その企業は永く成功する可能性が高いと書いてありました。
梅光学院は「光の子として歩みなさい」というスクールモットーを持って100年間歩んで来ました。光は周りが暗ければ暗いほど、もっと輝きます。周りが暗いから自分も暗くなってしまうのは光ではないのです。
聖書によると、光となるのは「主に結ばれる」ことです。ここでの主はイエス・キリストを意味します。
毎週月曜日に幼稚園で行われる合同礼拝では、園児が皆、目を大きくして聖書の話を聞きます。子どもたちは、神様が自分をどれほど愛してくださっているのか、その愛のしるしがイエス・キリストであることを話す時、一人一人の顔が輝くことを感じます。子どもたちの心に聖書の言葉が届くとき、彼らを光の子にしてくれると思います。そしてその言葉を抱いて歩む人生は成功する人生になると思います。