ある日の昼食時間。
子どもたちがこんな会話をしていました。
『アゲハは小さい蝶たべちゃうんだよ?』
『えー!たべられちゃう?まぁおひるだしね~。』
『ごはんたべたらはやくにがさなくちゃ!』
『でも、アゲハのごはんなくなるじゃん!アゲハだっておなかすくよ!』
『…。』(沈黙)
子どもが捕まえてきた虫かごをみてみると…。
『アゲハ』と『べにしじみ』ともう一匹名前がわからない小さな蝶が同じ虫かごに入っている。
話していた子どもたちは早々に食べ終え、蝶をかごから出し、逃がしていました。
3匹ともまだ無事でした。
子どもたちは生態系の『弱肉強食』に気がつきました。
自分にできることはなにか考えた末、急いで逃がすことにしたのでしょう。
虫たちが子どもたちに命の仕組みを教えてくれます。
虫さん、いつも捕まえてごめんね。
たくさんのことを教えてくれてありがとう。